小学生の頃、近所の区立図書館で何気なく手にした1冊の絵画本。
パラパラとページを送っていると、ある1点の作品に魅せられ、心惹かれました。
イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢の肖像。
その絵の少女の余りの美しさに打ちのめされた自分は、以後「ピエール・オーギュスト・ルノワール」という画家に強い思い入れを持つようになりました。
4/27~8/22までの期間、六本木の国立新美術館で「ルノワール展」が開催されています。
お盆休みを利用して、行ってきました。
今回、残念ながらイレーヌの絵は飾られていませんが、ルノアールの最も代表的な作品「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」が初来日という事で、かなり話題になっている絵画展です。
国立新美術館は外観、内装共近未来的で、お洒落な作りになっています。
(外観はこんな感じ)
(1階入り口付)
(2階からの眺め。柱が逆円錐!)
今回の展示会のもう一つの見どころは、これも代表作の「都会のダンス」、「田舎のダンス」の2点の絵画。
2点揃うのは45年振りだとか。
この「田舎のダンス」、以前から何か違和感があったのですが、今回実物を観ることで、それが何かが感じ取れました。
全く絵に詳しくない素人の意見ですが、印象派の背景に、印象派とは違う描き方(恐らく)の2人。それに違和感を持っていたのでしょう。
ただ、そこには何か「新たな作品にチャレンジしている」ルノワールの息遣いまで感じられそうなエネルギーがありあました。
そのエネルギーを感じる事で、新たな活力を得られたような気がします。
リフレッシュって、こういう事ですかね?